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スケッチ~風に向かう少女
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スーパーで必要最低限の野菜を購入し。
寒風の吹きすさぶ外へ出る。
緑色のリュックを背負い自転車に乗る。

すると目の前の舗道に少女が立っている。

少女はセーラー服に紺色のセーターを羽織っている。
ショートカットの髪が風で乱れる。
背が高く発育の良い中学生か。あるいは高校生に見える。

少女は舗道の前方を見つめている。
八の字に足を踏ん張り。両手拳をぐっと握りしめたままで
何かに歯向かっているようだ。

彼女の廻りの空気がおかしな雰囲気を醸し出している。

反対側の舗道に渡ろうとして。
漠然とクルマが通り過ぎるのを待っていると思ったが。
クルマが過ぎ去っても渡るわけではない。

ただ前方の一点を見つめているだけだ。

彼女の横を通り過ぎる時に。
「どうしたの?」と声をかけた。困ったことがあるのではないか?
そう思ったからだ。その問いかけに。

彼女は口をモゴモゴさせ声を出す。

だが何を言っているのか聞き取れない。
彼女の表情の中に険しさが見えた。
そのため再度尋ねることをしなかった。

自転車を走らせながら。少しばかり振り返る。

やはり彼女はじっと立ちすくんだままだ。
どうも考えがまとまらない。
ひょっとして誰かを待っているのだろうか?

繰返し「彼女の映像」が頭の中を駆け巡る。
そうするうちに映像が焼き付いて頭から離れない。
変わった光景に出会ったその時のように。

彼女は「今日もまだ立っている。」





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翌日
 ま、まさか、花なんて置かれてませんよね。心配。
miss.key さん^^
コメントありあとうございます。

>  ま、まさか、花なんて置かれてませんよね。心配。

まさか・・・そこに視点を持って行くとは!
さすがmiss.key さんですね。
柔道で言えば背負い投げ1本食らった気分です。
(背負い投げしたのはマンガのYAWARAちゃん・絶対にアレじゃない!)

考えてみればおかしな雰囲気でした。
彼女の廻りだけ不思議な世界が広がっていました。
あるいは地縛霊だったのではないかと。

って。違いますよ!「スケッチ」すべき対象だったんですよ!^^;)/
なんか怖い・・・
太巻きおばば さま^^
コメントありがとうございます。

ははは。言葉がありません^^;)/
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