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Welcoming cat・1-4(LAST)
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ラーメン屋「ひまわり」の前にクルマが止まる。
「すみませ~ん。○○新聞の者ですが」
カメラ等の取材道具を抱えて二人の記者が入って行く。

さて。場面変わって「ひまわり」の屋根瓦。
そこに黒と白。
寝転んで話し合う二匹の猫がいる。

黒猫「どうだったね。今回の招き猫役は?」
白猫「師匠。招き猫は辛いです。ずっと片手あげてるから肩が凝って」
黒猫「妖(あやかし)のくせに肩が凝るとはな。で。青年役は?」

白猫「初めて人間になったんですが。案外と面白かったです」
黒猫「ほお。面白かったか。人間をこなすのは難しい。あれほど複雑な生き物はおらん」
白猫「はい。招き猫に比べたら楽しいです。いろんな表情ができるし肩が凝らないし」

黒猫「余程。肩凝りが堪えたようだな。でも人間が楽しいと言った弟子はお前が初めてだよ」
白猫「え?ほんとですか。なんだか照れちゃいますね」
黒猫「お前に妖としての才能があるから楽しめたんだろう。オレは相変わらず苦手だがな」

白猫「師匠にも苦手なものがあるんですね。ところで女の子と蝶々はどうやって?」
黒猫「ああ。あれか。なんてことはない。紙切れだ。紙切れを変化(へんげ)させたんだ」
白猫「あ。それまだ習ってないです。どうやって調達したんだろうって不思議でした」

黒猫「まぁ。ともあれ。これで店も多少は客が来るようになるはずだ」
白猫「さっき店の前にクルマの止まる音がしました」
黒猫「お前さんが連絡した新聞社の記者だろうが。そのうちテレビ局もやってくるぞ」

白猫「そりゃ。あんな蝶々いませんもん。見たい人がたくさんいるでしょうね」
黒猫「見学に全国からやってくる。そうするとラーメンでも食べて帰るかってことになる」
白猫「もともとラーメンは美味いって話でした。主人もさぞ嬉しいでしょう」

黒猫「人間は自分が作ったものを人から褒められると。ついつい笑顔になるんだ」
白猫「あの人。不愛想ですもんね。足らなかったのは笑顔」
黒猫「そうだ。人間ってのは不思議なもので。笑顔の人を信用してしまう習性がある」

白猫「ラーメンが美味くて信用できる主人がいるってことになりますね」
黒猫「それが信頼関係に繋がって。また店を利用しようと自然に思うようになる」
白猫「良い循環。それを繰り返すことで。ますます人気が出ると・・・」

そう言いながら暖かい日を浴びて。
二匹の猫は眠そうな顔になる。



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というわけで終了です。

あっけないというか。なんだか予定調和みたいな結末でしたね。
貧弱な発想っす。惨敗気分です・・・・orz
まぁ。全くストーリーを考えずに書く作業は大概こうなります。
(一度書いたら訂正効かず引くに引けない)

むかし。今回のような書き方で「赤猫亭」というお話を作りました。
あれも途中から「おい。ど~すんだよ」と自分を疑いながら。なんとか書き終えました。
だったらなんでこういう書き方をするんだよ?

つまり事前に細かく設定するのが苦手なんです。
もともと。お話を作るのヘタなので。こうでしか書けないのです^^;
(時々は自分を困らせてやるのも脳内活性に良いかと?)




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ご無沙汰しています。
ああ~、そうか、全ては招き猫の術だったのですね。
自分の力の鍛錬と、ラーメン屋店主への思いやり。
このあとまた、招き猫はこのお店の隅に座り続けるのでしょうね。
可愛らしくて、ほっこりする物語でした。

私も一度だけ童話を書いてみたのですが、純粋な童心が乏しくて、大人むけ絵本のようになってしまいました。
waravinoさんはきっと、純粋な童話が書けるんじゃないかなと、これを読んで思いました。

物語を書くのは楽しいですね。
何気なく始めてしまいましたが、三日坊主の私がもう8年も続いています。不思議です。
waraviniさんもぜひまた、お話を作って描いてください^^妄想世界を遊ぶのも、たのしいものです。
そして繁盛したお店からは・・・
スープの出汁の煮干とチャーシューの食べ残しなら大歓迎!!の猫様たちでありました。
lime さん^^
コメントありがとうございます。

え~。結論から先に言いますと。
猫を依り代にした子弟関係の妖(あやかし)なので。
あくまでも招き猫・人間も。
修練のために化けただけなんです。

あとせっかく招き猫に化けたのに役立たずと言われれたら。
ナントカしたいものです。
そこでナントカしちゃったのが今回の物語です。

妖の子弟ですから。さて次はどんな修行をするのか。
作者にはちっともわかりません。(いい加減w)
ラストが「シャーロック・ホーズム」的になったのは。
ファンだったコナン・ドイルの影響でしょうw^^)/
miss.keyさん^^
コメントありがとうございます。

先日。大変なことがありました。
生麵のちゃんぽんを作り出来上がってびっくり。
小さいネズミが煮あがっていました@@;

竹田恒泰氏がChinaでスープを飲んで美味しいと感じて。
何のスープですかと聞いたら「猫のスープです」と答えられて。
ビビったという話を聞いていたのでそれを思い出しました。

たぶん鍋に中にあらかじめネズミがいたんだと思いますが。
ネズミを煮たのは初めてですよ^^;
変だなと思ったんですよ。灰色の背中が海苔みたいに見えて。
でも海苔を入れた覚えはない・・・うわぁ。ネズミじゃん!

世の中。摩訶不思議なことがあるもんです^^)/
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