絵の話~絵画が絵画であるために・ジョルジュ・モランディ
もらんディ
ジョルジュ・モランディ


ワタクシの描いてきたものはすべて独学です。
もちろん誰もがそうであるようにモノマネから入っています。
少年・少女雑誌のマンガから影響を受けたし。
様々な画家からインスピレーションをもらっています。

でも最初の頃は。
「絵画にするための術」が全くわかっておらず。
ただ何んとなく描いていただけだったのです。

「こうすれば絵画が成立する」という核心に。
初めて触れたのは。
他でもない自分の描くラクガキの中にありました。

ある人から「絵を描くのは鉛筆と紙があればいい」
という意見をもらい。それを参考にして。
わら半紙1000枚を用意しラクガキをしてみたのです。

モノを見ての写生ではなく。
あくまでも自分の中から湧き出る妄想を描いたのです。
しかしどう描いても「絵になっていない」と感じるんです。

線の組み方がバラバラで統一感がまったくなく。
土台がしっかりしていない。
それこそ「ただのラクガキ」に過ぎませんでした。

自分の求めるモノはこうじゃない。何かが違う。
わかっているだけに悔しかったものです。
何枚も何枚も描いては破る日々が続きました。

そうするうちに。
「アレ?こうすれば絵になるんじゃないか?」
という「感覚」が閃いたのです。

それは「線のリズムそして量」でした。

これらが重なりあって初めて「絵になる」と知ったのです。
このことに気付いた頃の絵は今でも大事にしていて。
弱いわら半紙ですから裏打ちをして額にいれています。

そんな頃。知ったのが「ジョルジュ・モランディ」でした。

元美術教師・Nさんからモランディの画集を見せてもらったのです。
そこに描かれているのは花瓶・コップ・煉瓦など非常に限定されたモチーフで。
それらをがっちりと組み立てて(構成して)あるのです。

その時。「自分のやろうとしていることと同じだ」と感じたのです。
(天と地ほどの違いはあるんですが^^;)

もちろん世界的にも評価され。独特の世界観を持つ画家ですし。
「自分と同じだ!」と言ったところで笑われるだけですが。
自分のラクガキを自分なりに再評価できたのはとてもうれしいことでした。

そういうこともあって。
ジョルジュ・モランディは自分にとって「先生」だと思っています。
何より絵画の原点を思い起こしてくれる画家なのです。


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ジョルジュ・モランディ(1890-1964)

20世紀イタリア美術史において最も重要視される画家のひとりである。
ボローニャの自宅のアトリエで壜や壺を描き続け「孤高の芸術家」と呼ばれた。

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ポットとアヒル・waravino

モランディと比べるな!!ww

この頃の線は自由奔放で今でも好きな線です。
それが描いているうちにガチガチに固定化してしまい。
そんな自分に絶望して。
わら半紙に描かなくなってしまったのです。


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