お話~がんばれ!おとうふまん
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「しんちゃん。
 おとうふをさわっちゃだめですよ。
 くずれてしまうから」

「へへへ」

しんちゃんは。
おとうふをゆびでつついていました。

「ぷるぷるしてきもちいいもん」

ぶすっ。ゆびが。
おとうふのなかにはいりました。

「いてぇな!」

おとうふが。
ぶるぶるふるえておこりました。

「やい!
 よくもおれさまのからだに。
 あなをあけてくれたな。
 どうしてくれるんだ!」

「ごめんなさい。いたかった?」

「こいつめ~!」

おとうふは。ぴょんととんで。
しんちゃんのほっぺにぶつかりました。

「ひゃー。つめたい!」

「どうだ!さっきまで。
 れいぞうこのなかにいたからつめたいだろう!
 ははは」

おとうふは。そういって。
いえのそとへにげてゆきました。

「おれさまは。
 おとうふまんだ。
 つよいつよいおとうふだ!」

しんちゃんは。おなべをもって。
おとうふまんをおいかけてゆきました。

「おーい!まてよぅ!」

おとうふまんは。
さかなやさんであばれていました。
さんまをあいてに。
けんかをしています。

「さんまなんかにまけないぞ!」

「おとうふなんかにまけないぞ!」

さんまが。
おとうふまんにかみつくと。
おとうふまんのかどがくずれました。 

しんちゃんは。
あわててくずれたところをおなべにいれました。

「こいつめ!」

おとうふまんは。
さんまにたいあたりをしました。
さんまはひっくりかえって。
かれいのうえにおちました。

かれいはおこって。
さんまにかみつきました。
とうとう。
さんまとかれいのけんかになりました。

「おれさまは。
 かんけいないっと!」

おとうふまんは。
ぺろっと。
したをだしてにげてゆきました。

しんちゃんもあわててついてゆきました。

「おーい!まてよぅ」

「おれさまは。
 つよいおとうふまん!
 どんなやつでもかかってこい!」

「わんわん」

 おおきないぬがほえました。

「なんだ!いぬのやつめ!」

おとうふまんは。
いぬのはなのうえにとびのりました。
そしてはなのあなを。
こちょこちょくすぐりました。

「はっくしょん!」

いぬがくしゃみをしました。
おとうふまんは。
ぶーんと。とばされて。
でんしんばしらにぶつかりました。

「いててて」

おとうふまんのかどがとれました。
しんちゃんは。
あわててそれをおなべのなかにいれました。

おとうふまんは。
ぶるっとからだをふるって。
にげてゆきました。

「もう!まてったらぁ」

こんどは。
くだものやさんであばれています。
ぱいなっぷるが。
おとうふまんをつかまえていました。

「はなせ!」

「はなすもんか!こうしてやる!」

パイナップルは。
じぶんのからだでゴリゴリ。
おとうふまんをこすりました。

すると。
おとうふまんのからだが。
はんぶんくずれました。

しんちゃんは。
おおいそぎでくずれたところを。
おなべのなかにいれました。

「いたいじゃないか!」

おとうふまんは。
ぱいなっぷるをけとばしました。
ぱいなっぷるはごろんと。
ころがって。
したにおちました。

「やーい!かった!かった!」

からだが。
はんぶんになっても。
おとうふまんは。
げんきです。

するとまえから。
くるまがはしってきました。

「あっ!あぶない!」

しんちゃんがこえをだしました。
おとうふまんが。
くるまにぶつかったのです。

「わ~っ!」

おとうふまんは。
はねかえされて。
しんちゃんのおなべのなかにおちました。

「だいじょうぶ?おとうふまん!」

しんちゃんは。
おなべのなかをのぞきました。
おとうふまんは。
ぐちゃぐちゃになっていました。

しんちゃんは。
いえにかえって。
おかあさんにいいました。

「おとうふが。
 こんなになったよぅ」

しんちゃんはなきそうです。

おかあさんは。
ぐちゃぐちゃになったおとうふをみて。
あわてずにいいました。

「あら。ちょうどいいわ!
 こんやは。
 マーボドーフにしましょう!^^」

しんちゃんは。
にっこりわらいました。

「ぼく。マーボだいすき!^^」  



おしまい。



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初期のお話です。
平仮名ばかりで読みにくいですが。
漢字は似合わないですしw^^;

童話というより落語ですね。
如何にマーボ豆腐まで持っていくか?
そればかり考えて書いておりましたw

自分の書いたお話の中でも。
元気な作品で。
「がんばれ!トンカチくん」
(誰も知らんw)
とともに捨てられませんw^^)/




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