古いメモ帖~プロフィールの言葉より
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百人一首を覚えようとしたのは若い頃です。全部覚えて言えたらカッコイイじゃないか?と勘違いしてのことでした。半分覚えたのですが途中で止めたのは、覚えた端から忘れるからで、口惜しくなって止めたのでした。その後韻律に引かれて短歌・俳句作りを試みたことがあります。ですが我ながら陳腐な表現しか出来ず、自分が嫌になりました。世の中の上手・達者のそれを見ると、文字と文字のぶつかり具合から来る音の響きが美しく、マッチを擦った時に出る火花のように、瞬時にimageが広がって煌めいているのです。それが出来ない自分の情けなさ・・orz ですが、年とった現在。もうそんな世界はどこかにやって、自分の好きなリズムで、文字を連ねてやろうと思いました。下記の言葉は過去にツィッター・プロフィールに書いたものです^^





明日に投げる明日へ蹴とばす路傍の石

タブを開ければ底なしの夜が見える缶珈琲


まんざら他人と思えずラジオの声聞くひとり暮らし

かえる鳴く夜・すずめ鳴く朝・ひと泣く昼


おはようさん♪自動販売機のしゃべる大阪弁

汗がながれるながれる怪談話の効かない夜


めくれない日めくりカレンダーきみの背中

ランドセルはどこへ行っただろう冷たい小雨


ぼくはぼくを愛していただけなんだ青空の限界

帰ろう帰ろう帰ろう何度も思って見送る夕べ


夢を見て遊び疲れて一日が終わる鴉は何処へ

生きただけグラフはできるジグザグ曲線眺める


行き先は棺しかないんだ何を恐れる下り坂

ボクはボクという夢を見てキミはキミの夢に生きる



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びわ雑炊・補~鳥の脱走
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子供の頃。鳥が好きで。
セキセイインコ・ジュウシマツ。
オカメインコなどを飼った。

しかし。
良い飼い方を知らない子供で。
ほとんど何らかの病気になって。
死なせてしまった。

今思えば。
鳥小屋を清潔に保てなかったのが。
原因かもしれない。
(面倒くさがり屋@@;)

18歳の頃には。
鳥小屋で飼うことを止め。
手乗りブンチョウを飼った。
赤い嘴の白ブンチョウ。

育てたのは3羽。

最初に飼ったブンチョウは。
餌を与える度に口笛を吹き。
口笛を吹けば。
寄って来るよう習慣付けていた。

ある日のこと。
こんなことがあった。

窓を開けていたのを。
うっかり忘れ。
ブンチョウをカゴから。
出してしまい。
逃がしてしまった。

急いで後を追いかけると。
見上げるほど大きな松の木に。
白い姿が見える。

どこへ飛ぼうか。
赤い嘴をキョロキョロさせて。
辺りを伺っている。

ピユーピユー。口笛を吹いた。

すると小首を傾げながら。
枝伝いにピョンピョン降りて。
オレを見つけるなり。
サーッと飛んで手の平にとまった。

鳥を飼っていて。
この時ほど嬉しかったことはない。
ブンチョウと自分の間に。
友情らしきものが芽生えたと思い。
至く感激した。

しかし。

それは単なる思い込みで。
ブンチョウは我関せず。
またすぐに脱走してしまい。
この時はとうとう見つからず。
行方不明になってしまった(汗

次に飼ったブンチョウは。
猫に食われた(涙

窓から飛び出すや否や。
屋根の上にいた大きな猫が飛びかかり。
あっと言う間に。
咥えてしまったのだ。

その猫は以前から。
ブンチョウの存在を知っていて。
ちょくちょく屋根の上から。
我が家を覗いていた。

だからブンチョウの脱走は。
願ってもないチャンス。
思惑通りだったに違いない。

今でも猫の素早かったこと。
抜け落ちた白い羽。
その羽に付いた赤い血が。
脳裏に浮かぶ。

最後の一羽は。
飛べるようになると。
すぐに脱走した大馬鹿者で。
一宿一飯の恩義を。
まったく知らない薄情者だった(汗

こうして。

3羽とも脱走したわけだが。
ブンチョウにすれば。
狭い家の中にいても面白くなかったろう。

鳥は本能的に空が恋しいのだから。
窓から飛び出すなんて。
当たり前のことをしたまでなのだ。

脱走なんて人聞きの悪いことは。
言わないでくれ。
彼らにすればそう言いたかったはずだ。

自由に青い空を飛ぶ。

それが鳥の本来の姿だろうし。
だからこそ人は。
鳥が羨ましいのだから。






アルク~あさひのあがらないまえをあるく
新秋柿~1



昨夜は疲れから。
普段着のまま横になり。
仮寝のつもりが。
不覚にも。
ぐっすり寝込んでしまった。

起きたのは。
朝と呼ぶに早い午前3時。
すっきり目が覚めた。

いまさら。
二度寝という気にもならない。
パソコンに向かう。

パソコン相手に。
うだうだしているうちに。
時間が過ぎる。

時計を見ればもう6時!@@;

光陰矢の如し。
恐るべしパソコン依存症。
わなわな(汗

失った時間は帰らない。

どうせ帰らないなら。
行きましょう~。
朝飯を食べに。
「すき家」へ行きましょう^^
ということで。

外へ出る。

未明の東の空は。
パステル調の淡い白灰色で。
上に行くに従って。
ピンクからブルーへと変わる。

国道沿いの静かな裏道を歩く。

細い裏道は。
畑や田んぼの見える長閑な風景。
至る所に柿の木がある。

手を伸ばせばすぐに。
柿の実を。
取ることができそうだ。

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

と。ある人が詠う。

「あ!大変だ!
 庭の柿が盗られている!」

寺の小僧が廊下を走り。
息を弾ませ。
和尚の前に来る。

「和尚さん!
 また柿が盗られましたよ!
 犯人はわかっています!
 とっちめてやりましょう!」

和尚は小僧に。
コレコレ廊下は無暗に走るものではない。
走っていいのは師走だけじゃ^^

と笑いながら諭し。
おもむろに一句。
庭を見ながら詠じる。

「歌詠めば 柿がなくなる 法隆寺^^」

@@;

やがて。
すき家に着く。
朝定食注文。

注文するや否や。
まるで用意していたような早さで。
豚汁に卵掛け御飯。
白菜漬け・海苔が運ばれる。

こちらも負けずに。
ファーストフードの。
エチケットである早食いで。
それに応える。

決まり切った味で。
ちっとも心は満たされないが。
腹は満たされる。

店を出る。

すると正面の。
建物にある窓ガラスに。
赤い光が。
反射している。

朝日だ。

すぐに背後の空を見る。
「あけましておめでとうございます^^」
とでも言いたくなるような。

見事な朝日が昇っている。

良い事がありますように~
心のうちで。
パンパンとかしわ手を打つ。

朝日を左にして歩けば。
向こうから。
手をつないで来る若い男女。

愛 あなたと二人
花 あなたと二人
恋 あなたと二人
夢 あなたと二人
二人のため 世界はあるの~
(by二人の世界・山上路夫)

ああ。

愛も恋も夢も。
何もかも。
遠い幻になった(涙

しかし。しかし。

今は花の盛り。
花だけは。
花だけは目の前にあるのだ!
(ありがとうコスモスT-T)

オレは。
くるりと右に向きを変え。
歩いて来た道へ戻り。

我が家へ帰る。



古いメモ帖~プロフィールの言葉たちより
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以前からプロフィールを利用して、いろいろ書いているのはご存知だと思います。ただの思い付きですが、気になる言葉があるとメモとして残しております。メモなので、話と話の間に脈絡はありません。でも久し振りに見ると。新鮮だったり。おやおやまぁ・・と思ったりします。今回は恋愛編。そんな日々も在り・・・秋です。






①童子

今日も森田童子を聞いている。
かなりやられている。

やられているのを良しとしているのは。
あの声と詩の切なさに。
「彼女」を思い浮かべているせいに違いなく。

間違いなく童子の歌声は。
カミソリとなり。
心の薄い部分を切っている。






②骸骨

ジャズの好きだった彼女は。
スケッチブックに。
鉄格子の中にいる骸骨を描いた。

骸骨は彼女だった。

オレはそれを知りながら。
鉄格子から。
彼女を出してやれなかった。

時が過ぎて。
美術館で遠くにいる彼女を見つけた。
声を掛けられなかった。

それからまた時が過ぎた。
オレの中の彼女は。
まだ鉄格子の中にいる。






③ふきのとう

早朝。

二人で手をつなぎ。
彼女の両親の住む牧場へ向い。
雪の坂道を登った。

朝日に照らされた雪の中に。
淡い緑色の。
ふきのとうが覗いていた。

それから二十数年。
或る正月に。
文字に見覚えのある賀状が届いた。


「どうされていますか?」






④薔薇色

あの日の夕暮は。
確かに。
薔薇色だったんだよ。

廻りの風景が。
何もかも薔薇色に染まって。
輝いていたんだ。

永遠にぼくは。
そこに。
居たいと思ったけれど。

ぼくの手ときみの手が。
離れてしまったように。
僅か数分の間に。
薄暗い世界へ変わってしまった。

それ以後。
薔薇色の夕暮は。
ぼくの前に。
姿を見せないでいる。






⑤星

夜空は満天の星。

ヨカッタ。
ボクハヒトリダケレド。
ヒトリデハナイ。

カワラナイキミガイル。



アルク~秋の実りの中を歩けば
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外へ出れば肌寒く。
薄っすらとした雲間から。
眩しい朝日が覗く。

秋の朝。

家の前の細い道から。
左に折れて。
更に狭い道へ入る。

抜けると。
小さな田んぼの前に出る。
稲穂は頭を垂れ。

あと少しで黄金色。

土手には一群れの。
鮮やかな赤い花が咲いて。
改めて。
秋が来たのを知る。

春は桜が季節の始まりを祝い。
夏は向日葵が力強く輝き。
秋は彼岸花が妖艶な顔を見せ。
冬は水仙が静かに詠う。

日本の季節には。
それに相応しい花が咲いて。
季節の色分けをする。

自然の妙。

田んぼを抜けて。
右に向かい。
更に歩を進める。

小さな果樹園がある。

栗・柿・梅などが。
数本づつ分けて植えられ。
園の廻りには。
白い彼岸花が並ぶ。

栗の木は。
大きくなった青い殻を。
所々茶に変えている。
中には生ったまま殻を破り。
艶艶した実を。
覗かせているものもある。

柿の実は。
樹の高い所に生って。
赤紫・橙・朱。
赤に纏わる様々な色を見せる。

その下で。
背の低い梅の木が遠慮勝ちに。
次の春を待っている。

空を見上げれば。

西から大河のような白雲が。
東に向かい悠々と流れ。
一羽の鴉が小舟のように飛ぶ。

「お~い。
 オレも一緒に連れて行け~T-T」

果樹園を過ぎ。
民家の間の狭い道を通る。

塀にゴーヤ・ミニトマト。

ゴーヤの葉は。
色が褪せているが。
やる気だけは残っているらしく。
alienのような。
小ぶりの実を付けている。

ゴーヤに混じって。
実を付けるミニトマトは。
やつれた表情を見せ。

「これで終わりにしようって。
 言ったじゃない。
 なのにアンタったら。
 子作りばかり励んで。
 後が大変なんだから・・・
 もう知らない!」

「だってお前。
 秋の夜長だし。
 寝るしか・・・@@;」

秋風にトマトは。
似合わない。
萎びた赤が痛々しい(汗

元の細い道に出る。

線路伝いのカンナは。
すっかり草臥れて。
平家の落人もかくやあらん。

その傍では。
陽気なコスモスが。
我が世を謳歌。

祇園精舎の鐘の声 ~
諸行無常の響きあり~

沙羅双樹の花の色~
盛者必衰の理をあらわす~

おごれる人も久しからず~
ただ春の世の夢のごとし~

たけき者も遂には滅びぬ ~
ひとえに風の前の塵に同じ~

・・・べべベ~ン

我が家はもうすぐ。
あと1分とかからない。