びわ雑炊・Artversion・補~クリスマスの夜に
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思い出館にある黒板に。
先だって暇潰しに描いたラクガキ。
思いっきり下手で申し訳ない。
クリスマスが終わったら消す予定w

個人の思い出を描いた「びわ雑炊」に。
これを載せるのもどうかと思うが。
実はこれ。漫画風イラストとして。
30年前に作ったキャラクター。
(びわ雑炊の造語創作もこの頃)

クリスマスイブ。
雪の街に。
佇む客寄せのサンタクロース。

皮肉なことに。
サンタになっている彼には。
夢も希望も金もない。

猫は本物のサンタクロースだと。
思ってくれているようだけれど。
残念ながら。
偽サンタはプレゼントを持っていない。

ねぇ。猫。サンタクロースは。
いったいどこにいるんだろうか?(涙

そんな冬物語。

学校の黒板にこんなものを描いたら。
たぶん先生に見つかって。
こっぴどく叱られるに違いないw

でも黒板にチョークで書くのって。
なんだか楽しい。
黒板消しがいつも目の下にあって。
「あなたの失敗は。いつでも消してあげますよ」
と言っているよう。
そんな「いい加減さ・ゆるさ」が好きだw




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題名は「郵便ポスト」
パソコンで描いたほぼ唯一つの作品。

マウスで線を引くのは大変。
ペンで描けるお絵描きソフトもあったけれど。
どうせすぐ飽きるだろうと思って買わず。
「ペインタークラシック」とかいうソフトで。
マウス操作だけで描いたw

パソコンでは。
自分のお話の挿絵を作ったぐらいで。
ほとんど描いていない。

これは「某絵手紙コンクール」で。
金5萬圓也を頂戴したこともあって。
ちょっと思い出に残る。
童話作りをしていた頃だから。
これも10年前ということになる。




さて。びわ雑炊・Artversion①~⑩及び補。
これですべて終了です。
長々と。ご覧頂きありがとうございます。

未掲載の作品はまだありますが。
それらは。あってもなくてもよいものばかりです。

最後に母の形見であるボタンと針を使った作品があり。
それを掲載して終わろうと思いましたが。
作品としては意味のないもので。これは省略することにしました。




1年の春1000年の冬。
いつもご訪問くださりありがとうございます。

去年もそうだったのですが。
これから冬休みに突入します。
家が寒いので南へ・・・
ってことではありませんw

1月1日に記事は更新しますが。
定期的な掲載は未定になります。

ブログへの訪問は。
今までのように変わらずさせていただきます。
皆様。良い年を迎えられてくださいね^^)/



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アルク~きたかぜぴ~ぷ~ふいてくる
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正午前。

青空の中に。
太陽は顔を出しているものの。
鉛色の雲が。
低く垂れ込めている。

風がキンとして冷たい。

その風に煽られ。
帽子を押さえながら。
川沿いの。
公園を歩けば。

行き交う人は誰一人いない。

護岸手前には。
植林された松や桜の木があって。

それらの太い根は。
浮かび上がった血管のように。
うねうねと絡み合いながら。
周囲の地表を覆っている。

これでは自分の根か。
他の根か。
見境が付かなくなって。
さぞや困るだろうと考えるが。

それは人間の浅知恵で。

案外。彼らにとっては。
住み心地がよく。
絡むことで。
しっかり助け合っているのかもしれない。

遠くから。
スピーカーを通した歌声が。
聞こえてくる。

ロバのおじさん チンカラリン
チンカラリンロン やってくる~♪ 

@@;

寒さで。
カチカチに固まった体が。
思わず。
ぐにゃりとなる。

歌声の方を見れば。
白い軽ワゴンが橋を渡っている。

そうだそうだ。
この歌は何度も聞いている。
耳に馴染んでいる。

しかし。オレは未だに。
ここのパンを食べたことがなく。
当然買ったこともない。

つい先日も家の前で。
耳慣れた「歌声」が聞こえた。
急いで出てみた。

ところが。
意外なスピードで走っていて。
ロバのおじさんは。
待ってくれなかったのだ(涙

いつからロバの足は速くなったのだ?@@;

ますます風が冷たくなる。

歩きながら。
思わず。う~っ!と体を。
くの字にさせる。

顔を上げると。
目の中に。
赤い暖簾が飛び込んでくる。

ラーメン屋。

条件反射のように。
暖簾をくぐり。
冷えた体を投げ入れる。

カウンターの中に。
ハッとしたような顔が二つ。
並んでいる。

「いらっしゃい・・」

白い割烹着の女主人は。
如何にも寒そうにしているオレを見て。
誰よ?この人は?
そんな怪訝な顔をしている。

オレは構わず丸椅子に座る。

吹雪の中に。
ようやく。
山小屋を発見したような気分(経験なし)

心の中で。
(ラ・ラ・ラーメンを恵んでくだせぇ・・涙)
とうめきながら。

「ラーメンください!^^」

文庫本片手にしばらく待てば。
湯気立つラーメンが。
おまちどうさまの声とともに置かれる。

もやし・しなちく。
青ねぎみじん切り。

あるはずの叉焼を探せば。
奥床しくも賢くも。
もやしの下に隠れている。

割り箸で。
色の濃い紅しょうがを一掴み。
青ねぎの向かい側に置く(配色熟考w)

パラパラ胡椒を振って。

箸で持ち上げた麺に。
素早くふ~っと。息を吹き掛け。
口に運ぶ。

悲しいかな。
平平凡凡。
スープにコクなく。
美味くない。

美味くはないが。
熱い。
それがご馳走だ。

そのご馳走を逃さぬように。
火傷しない程の早さで掻きこみ。
両手でドンブリを持って。
残さずスープを飲み終える。

再び。
暖簾をくぐって。
外へ出れば。

少しだけ温まった体は。
楷書だった「くの字」が。
草書になっている。



びわ雑炊・ArtVersion・補~闇夜から持ち出したもの(シュール系)
びわ雑炊・Artversion・補は。
①~⑩の補足として掲載します。




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運動会・油彩SM・剥落・汚れあり


写真がお粗末で申し訳ない(汗
20代後半。
もっとも古い油彩のひとつ。

「逃げるもやし」「悲観花」「歌うラディッシュ」
などと共に(・・誰も知らないってw)
俗に言う「シュールな」部分が全面に出ている作品。

「まんが系」にあったような。
少年少女の「愛らしさ」からは。
程遠い世界に見える。

オレの本質の中には。
こういった要素が昔からあって。
まったく変わっていない。
だから可愛い「まんが系」も実は。
こういった作品と繋がっている。

内容そのものに深い意味はない。





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流れ星銀次郎氏の忙しい朝
45cm×90cm 
新聞・アクリル絵の具・色鉛筆



写真が歪んでいる。申し訳ない(汗
30代前半。同じくシュール系の作品だが。
精神的に充実している時期で。
どこか元気の良さが伺える。
流れ星はこの頃から好きだったw





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待つ女・A3クロッキー用紙・コンテ


40代半ば。同じくシュール系。

紙のシワから。
imageを膨らませて描いた一連の作品のひとつ。
これと同じような作風で。
クロッキー用紙に描いたのは10枚。

10枚目は。
「描いてはいけない絵」を描いた気がして。
破り捨てた。

捨てる前に。確認する意味で。
日にちを開けて再度見たが。
やはり勘違いではなかった。

確かにそこには。
「精神に病が生じる前兆」があった。
以来「怖くて」
同じ描き方はできなくなった。

いろんな事で精神的に追いつめられていた頃で。
かなり病んでいたのは事実。
「無意識が暴れ出した経験」を持ったのも。
この時期だ。

いかに創作するにおいて。
精神作用が大事なのかがわかる。
人よ。健全であれ!w




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彼の天使・油彩F50 


40代半ば。同じくシュール系。
ほぼ末期作品。

認知症を持たれる方を。
意識して描いたような気がするが。
どうも判然としない。

こんなに大きく描く必要はないのに。
何を考えていたのだろう。
作品は薄塗りであり。さらっと。
描いただけのもの。





今回はびわ雑炊・ArtVersionの中でも。
「扱いづらい作品」だけを掲載した。
「扱いづらい」という感覚は。
作品を見ていただければ。
なんとなくご理解いただけると思う。

upする必要があるかどうか。
迷ったが。
掲載するに至った理由は。

これらの作品は。
「アルク」「スケッチ」における「オレの妄想」と同質であり。
これらを除いてしまっては。
あまりにも「片手落ち」になってしまうと思ったから。

びわ雑炊・ArtVersion・補。
年末まで。
あと1回アップする予定です。



アルク~よりみち・くさみち・かえりみち
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午後6時に職場を出て駐車場へと向う。

シャッターだらけのア―ケードは。
お化け屋敷のように暗く。
慣れていないと。ずいぶん怖い。

児童が登下校に使わない様に。
自治会より決められている区域だということは。
ごくごく最近知ったが。なるほど。

この状況を見れば誰だって。
可愛い我が子を。
通らせたくないと思うだろう。

そのアーケードの。
横合いから抜けて。
同じ方角の小道を歩く。

焼き鳥屋・居酒屋の灯りが。
其処彼処に付いている。

前方に黒いコートの。
細身の男性がいて。
こちらを見ながら佇んでいる。

タバコをふかしながら。
歩いて行くと。
男性が声を掛けてくる。

「ちょっと遊んでいきませんか?^^」

「あははは。お金がないんですよ~^^」

金のない人間には。
要がないのは先刻承知だから。
慌てることもないw

その小道を抜け。

広い通りの割には。
至って交通量の少ない道を。
小走りで渡る。

すると。
またシャッター街に出くわす。
と言っても。

こちらはアーケードの屋根が。
取り払われた市内でもっとも古い商店街のひとつで。
閑古鳥が鳴いているどころか。
その鳥も飛び去っている状況だ。

開いている店が。
ほとんどない中で。
薬局が灯りを付けている。

玄関のカーテンは半分閉じられて。
眼鏡を掛けた白服の女性が明るい店内の奥で。
パソコンとにらみ合っている。

辺りから。
魚の匂いがしてくる。

左前方を見れば。魚屋があって。
どうやら店仕舞いらしく。
禿げ頭の主人が。
魚の入っていないガラスケースを。
ホースの水で洗っている。

その前を自転車で。
通りがかったおばさんが明るく。
主人に声を掛ける。

「遅くまで。
 ご苦労さんじゃったね~。
 はよう閉めたらええのに~」

主人は手を動かしたまま。
何も言わないが。
やさしい顔をおばさんに向けている。

しばらく歩くと。

ほのかな前方の街灯りに。
さぁーっと。記憶が甦る。

ああ。あそこは・・と思う。
オレは小さい時。
この先を行った所に住んでいたのだ。

ここら辺りは。
子供心にずいぶん離れた場所だと思っていたが。
今見ればなんのことはない。
目と鼻の先ではないか。

すると。
近くに映画館があって。
風呂屋があったことを思い出す。

映画館はなくなっているが。
風呂屋は健在だ。
急に風呂へ入りたくなる。

男女と書かれた引き戸を開ける。

左上の番台に初老の男性がいて。
胡坐を組んで。
正面の壁に据えられたテレビを見ている。

「貸しタオルありますか?^^」

オレの問い掛けに。
表情を変えず。
穏やかな声で答える。

「ありますよ。20円^^」

小銭入れから20円。
そして入浴代の。
390円を支払って。

禿げかかったクリーム色の。
木製ロッカーに。
衣服を詰め込んで湯に浸かる。

シャンプー・石鹸はなし。

その代わり。長々と入る。
そのうち。
ひょっとしてここは?と思う。

小さい時。
よく母親に連れられて行った風呂屋があった。
(入るのはいつも女湯だったw)
ここがその風呂屋だったのか?

記憶は定かではない。

昔のことだから。
銭湯はあちらこちらにあったはず。
だから。ここがそうだという確証はない。

ないが。

湯けむりの。
向うにある蛇口の並んだ洗髪台が。
なんだか懐かしく見える。



思い出館徒然記~猫事情
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思い出館に猫が2匹いる。

一匹はチャトラ。
栄養過多の運動不足で肥満体。
いつもだるそうな丸い顔。
真中に両目が寄っている。

人の好き嫌いはなく。
(警戒心なし)
見知らぬ人でも。
すぐにじゃれてくる。

飼い主に言わせると。
子猫の時に。
鼻血を流しながら歩いていたそうで。
普通の猫は逃げるのに。
何故か向うから近寄って来たとのこと。

猫インフルエンザにかかっており。
薬は飲んでいるが。
いつも右目から涙を流している。

時折。思い出館から脱走を試みるが。
すぐに捉えられる。
飼い主は。ひとりで外出させたい様子だが。
なにぶん。人好きなのか。
すぐに人様の家に上がり込んでしまい。
迷惑を掛けるので。
未だにひとりで外を歩けない。

もう一匹はクロ。

コンパスで描いたように目が丸い。
筋肉質でスタイルがいい。臆病。
野生はチャトラに比べ遥かに残っており。
ジャンプ能力は高い。

この猫は玄関を自力で開ける。
今は寒いのですぐに帰ってくるのだが。
勝手に開けた玄関から。
チャトラが飛び出してしまうので。
油断がならない。

この猫も拾われた。

子猫の時に。
カラスに突かれていたそうで。
あわや死にかけていた。
両目の上は少し脱毛している。

夜間は思い出館には。
誰もいなくなる。
従って。その間。
二匹だけで朝まで過ごすことになり。
彼らは思いのまま行動できる。

朝来てみたら。
展示物がひっくり返っているのは。
珍しくない。

今は慣れたが。
当初はこの猫のお陰で。
かなりやる気が失せた。

キチンと整理して置いていた物品が。
床に落ちたり。
グシャグシャになったりと。

それが毎日続くわけだから。
賽ノ河原にいるような。
何とも言えない徒労感を持ったものだ。

展示品のある思い出館で。
猫を飼うことは。
未だに勘弁してほしいと願っているが。
(夜だけでも猫ゲージに入れるとか)
飼い主はさらさらそのつもりはない。

物品の置いてある棚の上を。
彼らが走るを見て。
なんどタメイキをついたかわからない。

それでも。
オレはここの持ち主ではないから。
持ち主の気持ち・都合を優先させるしかない。

近頃では。
こちらも諦めてしまって。

「ここはそういうところなんだ」
と思うことにして。

如何にも。
猫のおもちゃになりそうなものは。
ほとんど片付けてしまった。

思い出館への初出勤時。
チャトラが。
ある店に逃げ込んだ。

オレが追いかけて。
お店を尋ねたら。いきなり。
店の主人に怒られた。

「前から言おうと思っていたんですが!
 猫が商品に傷を付けたら弁償してくれるんですか?!
 飼い猫ならちゃんと管理してください!」

初対面でいきなり怒られ。
目が白黒してしまった@@;???
仰ることはごもっともなので平謝り。

また他の人からは。
自分の家の玄関(ビル2階)に。
お宅のクロ猫がオシッコをするので困るとも言われた。
こちらも知りませんとも言えず謝るばかり。

オレは思い出館の顔だから。
立場上。オレが言われるのは当たり前だが。
こちらもやり切れない。

ところで。クロは。

人の肩に乗るのが趣味のようで。
突然。肩に駆け上ることがある。
半年も経ってずいぶん慣れたのだろう。
最近よくオレの肩に留まるようになった。

それを見て。
飼い主が相好を崩す。

オレとて。
愛猫家ではないにしても。
猫に親しまれて悪い気はしないから。
しばらくクロのいいようにさせている。

しかしなぁ。
何か違うんじゃないか?
こんなはずじゃないんだが?
と思う複雑な自分がいる。

そして。

いつもヤレヤレと思いながら。
肩を床に向け。
クロをゆっくり降ろすのだ。