スケッチ~ぐるり・ぐるり・ぐるり
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狭い職場で。
うだうだやって。

結局。日中歩いた距離は。
3500歩弱T-T
(目標=1日1万歩)

そんな日の夜。

合算1万歩。
+6500歩を目指して歩く。

無人駅を中心にして。
周囲を。
ぐるぐる回る予定(1周13分)

家にいた時から。

えらく寒くもあったし。
少し薄手のジャンバーを羽織って。
外に出る。

寒くない。

まぁ。しかし。
これは。やはりジャンバーのお陰であって。
脱いでしまえば。う~。
体が縮むに違いない。

足取りが重い。気持ちが重い。

歩き始めはいつもこうだ。

空は雲に覆われ。
月の位置するところだけが。
光を惜しむように。

ぼんやり明るい。

今夜。月は姿を出さないか?

線路沿いに。
無人駅へ向かって歩く。

斜めに走る線路を。
左に向いて越えれば。
道は次第に細くなり。

足元は。
少しも見えなくなるが。

駅の灯りが。
すぐ近くになって。
再び。
足元が見えてくる。

草の生えた駐輪場に。

自転車が。
ぽつんぽつんと。
二台。
離れて置かれ。

主人の帰りを待つ犬のように。
線路に向かい。
しょんぼり立っている。

無人駅に人はいない。

構内に青白い蛍光灯がひとつ。
短いプラットホームに。
傘を被った橙い電球がひとつ。

その後ろを通る。

顔を上げて。
ゆるゆると細い坂道を登る。
上げた顔の先に。

あ。

丸い月。

雲の合間を照らし。
さながら。
巨大な眼のように浮かんでいる。

やがて。
坂道を登り終わって。
広い歩道に出る。

そこから。ぐるり。

駅を中心にして。
楕円を。
描くようにしながら周囲を歩く。

ぐるり・ぐるり・ぐるり

単調と言えば。単調。
単調は。
催眠術師のように。

今日あった出来事を。
カケラにして。後から後から。
取り留めなく降らせる。



やれやれ

あ~あ

ぐぅぐぅ

もう・・・

ふ~



それを幾度か繰り返した後。

カケラは霞のように消える。

そんな調子で。
4周目を回る。

歩けば。歩くほど。
足は軽くなって行く。

ぐるり。万歩計を見れば。9000歩。

もひとつ。ぐるり。で1万歩。

体が熱を持ちはじめ。
ジャンバーは。
すっかりお荷物になる。






スケッチ・無人駅・2009



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思い出館徒然記~思い出を語るということ
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先日。仕事関係で。
高齢福祉課主催の認知予防イベント。
「げんきか脳?」を覗いてみた。

スタッフに。
きれいなオネェサンがいたのが。
唯一の収穫だったが。
まぁ。それはさておき。

そのイベントの中で。
認知予防講座があり。
テーブルに。
「脳トレ」のテキストが置かれていた。

「どうぞ。座ってください♪」
オネェサンが声をかけて来た。
周りから人が集まってくる。

ああ。時間がない。

どうしよう?と。迷ったが。
きれいなオネェサンに弱いのは。
世の男の常だ。
にこやかに片隅の椅子に座る。

「脳トレ」は簡単なクイズ形式の。
テキストを使い。
脳を鍛えるというアレだ。

スタッフが前に出て問題を読み上げる。

最初の問題。

「昨日の夕食は何を食べましたか?」

は?@@;

覚えていない。いや覚えている。
(どっちなんだよ!!)

実は。夕食は。

1週間ぐらい続けて。
「すき家のミニ牛丼おしんこセット」
を食しておりおりおり(汗

覚えているもなにも。
毎日同じだから。
自動的に答えが出る@@;

隣に婆さんがいた。

鉛筆を握ったままテキストを見つめ。
えらく悩んだ顔をされている。
どうやら覚えていないらしい。

オレは。その顔付きが。
あまりにも真剣なので。
余計だと思ったが太助舟を出した。

「白いご飯は食べたでしょう?^-^」

瞬間。婆さんの顔が。
ぱっと明るくなった。

「そりゃ~。もちろん!」

婆さんが声を出して笑う。
周りも笑う。

「ひとつ思い出したから。
 それでいいんじゃないですか?
 ふつう。そんなの覚えてないですよ♪」

オレの勝手な思付きから出た言葉だったが。
どうも年寄りの困った顔というのは。
気の毒で見ておられない。可哀想になる。

昨日。何を食ったか?

そんなことは。
覚えていなくても。
全然問題ないではないか?

そんなこと言ったら。
何から何まで。
覚えていなければならない。

年を取って行けば行くだけ。
習慣となることが増え。
毎日が似たような生活になる。

食事だって興味がなければ。
毎日。似たようなものを食う。

その中にいれば。
いちいち覚える必要なんてないわけだ。
だから。覚えていないだけ。

しかし。そうは言っても。

人から尋ねられたことに。
答えられないというのは。
けっこう辛いものだ。

自分に自信を失くしてしまう。

昨日の夕食に何を食べたか?
なんて。
簡単な答えであるにも関わらず。

グループの中で。
ある人は答えられ。自分は答えられない。
わからない。
その恥ずかしさと心の動揺。

これでは悲観的な人などは。
ますます自信喪失だ。

「昨日何を食べたか?」という質問は。
認知度テストの。
項目の中にあると聞いたが。

明らかに。それとわかる人を。
テストの目安に使うならともかく。

フツウに暮らしている年寄りにとって。
人にもよるだろうが。
「脳トレ」というものは。
ちょっと酷な面があるのかなと。
個人的には思う。

計算ドリルやテキストを。
使った「脳トレ」もいいが。
昔のことを思い出し。
人に伝えることも「脳」にいいと聞いた。
(10歳頃の記憶を刺激するといいらしい)

例えば。

近所の人や友達と懐かしい話をする。
くだらない話でもいいし。
自慢話でもいい。
どんどん思い出話をする(なるべく楽しい話)

これを定期的に繰り返す。
そうすると。
脳が活性化してくるそうだ。

年配者がブログで。
思い出話をつらつら書いているが。
(あ。オレのことですね@@;)

そういう面から言えば。
大変。理に叶ったことで(自己肯定万歳w

ひょっとしたら。

こういう行動は。
認知になるまいとする脳の。
懸命に頑張る姿なのかもしれない。

昔の事ばかり言う年寄りを笑うことなかれw



※認知症には。大まかに言えば。脳の血行障害によるタイプと。脳の萎縮によるタイプの2種類がある。予防法として脳トレ・回想法などがあり。とくに脳トレは各地で盛んに行われている。
回想法を詳しく知りたい方は北名古屋市回想法センターを覗いてみてください。


びわ雑炊・Artversion④~「父の足・わたしの手」など
ハンガー
ハンガー(38cm×53cm)
アクリル・ジェッソ・色鉛筆




雨上がりのハンガーを描いたものです。
写実的な絵の中で。一番好きかもしれません。
軒下のハンガーが。日を浴びて。やけにきれいに見えました。
針金ハンガーだからこそ。描いたのだと思います。





いわし
鰯(53cm×30cm)
アクリル・色鉛筆・パステル




「イワシ」は何枚か描きました。
腹を下にして描いたのは「イワシ」が吠えているように。
描きたかったからだと思います(ありえませんけど)

新鮮なうちは。表面が光に当たって。美しく見えたものです。
なぜか魚を描くのは好きみたいで「イリコ」などは。
数匹並べて。位置を変えながら何度も描きしました。
珍しく飽きませんでした。




父の足わたしの手
父の足・わたしの手(80cm×103cm)
アクリルガッシュ・ジェッソ・色鉛筆



「びわ雑炊~父の足・わたしの手」にて。
この絵に触れています。

アルツハイマーだった父は亡くなる前。
車椅子に乗っていまして。
両足が浮腫になり大きくむくんでいました。

その両足から受けた強い印象と。
過去の父に対する自分の感情を拳に託して。
描いてみたものです。

手足だけを描いた作品ですが。
これを描くに至るまで35年を要しました。
極めて個人的な絵になっています。

正面から撮ると全部入り切らなかったため。
若干左斜めから写しています。
右下に額として使用している板が写っています(汗

びわ雑炊~父の足・わたしの手」



びわ雑炊・Artversion③~「ひかれた一本の線」など
ひかれた一本の線
ひかれた一本の線(部分)(100cm×100cm・アルシェ紙・アクリル・油彩)

31歳の時の作品です。上下2枚の作品は。
紙のシワ・絵の具の滲みなどからimageを膨らませて描いたものです。
「線」を主体にして描いています。

本来。この絵は小さなものでしたが。
作品を人に譲っていたため。
後年。1m×1mサイズに描き直しています。
(これは大きくしたほうです)

何も考えないで描いたものですが。
後で考えてみると。
牛=男性→川←鳥=女性というようなimageが。
心のどこかにあったのだと思います。




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帰去来(38cm×53cm・キャンバスペーパー・透明水彩・水彩色鉛筆・パステル)

帰去来。禅用語だったかと思いますが。
禅とは。まったく関係がありませんw 
タイトルの付けようがなかったのです。
今でも。ふさわしいタイトルとは思っていません。

imageとしては「きたる魂」と「さりゆく魂」
つまり彼岸と此岸を「行きかう魂」なのではないかと。
密かに思っているのですが。どうなんでしょう?w 

これは潜在意識から生まれたもので。
計算して出来たものではありませんので。
自分でも「わけがわからない」ところがあるのですw

この頃。パウル・クレーだとか桂ゆきだとか。
好きでしたから。その影響がみられます。
これは四つ切の画用紙サイズのものですが。やはり後年。
1m×1mサイズに描き直しています。
こちらはオリジナルの作品です。




再臨
再臨1(20cm×30cm・画用紙・アクリル・色鉛筆・描画用ワニス)

冒頭の2枚の絵から2年後に描いたものです。
その間。まったく描いていません。
ある事情があって。描けなくなっていたのです。

描き方としては。これも同じ方法を取っています。
それでも心の変化というか。
ずいぶん明るい絵になっていますが。
どうしたのでしょう?w

これはこれでいいのですが。こんなにむやみに明るい絵は。
長く続くものではありませんで。
再び。絵の世界に没頭するまで2年ぐらいかかります。
(やたら無駄の多い人生ですねw)

これら4枚の絵のように。
線を主体とした作品を「ラクガキ」と名付け。
これはこれで。以後も続行して行きます。

再臨2
再臨2(部分)(80cm×100cm)
画用紙・アクリル・色鉛筆・描画用ワニス





そして。2年後の作品がこれです。


晩餐会
二人の晩さん会(80cm×65cm)
(石遡粘土・アクリル・油彩)

右の白い容器と左横の白い縦線は。
ガラスに写りこんだものです。
額から作品を出して写せばよかったのですが。
相変わらず。適当な男ですw 
でも雰囲気は壊れていないので良しとします。

しかし。こんなになっちゃって。
オレはどうしたのでしょうか?w
でも。ちっとも。おかしくなっていないのです。
非常にクリアな心の状態で作っています。

ちょっと芝居がかった構成です。

テーブルについた架空の。
目を閉じた二人の人物が。
赤い魚を持っているところです。
魚の口元の後ろにあるのは梯子です。
月に登るという暗示でしょうか?

石遡粘土を使っておりまして。
盛り上げるように下地を作り。
彩色を施しています。かなり重量があります。

しかし。これは非常に危ない作品ですw

心が余程安定している時でないと。
めちゃくちゃ気味の悪い作品になっているはずです。
ギリギリ。そこから抜けています。
と。思いますが。
人によって意見が分かれるところでしょうか?

この作品で初めて石遡粘土を使ったわけですが。
以後も。石遡粘土を使った作品を。
「線のコラージュ」と名付け。
コラージュのひとつとして。
「線を中心」にして創作していきます。



アルク~星月夜
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玄関のドアを開けると。
涼風が流れてくる。

リリリ・リリリリ・リ。
スィ~ッチョン。

秋の声。

リリリ・リリリリ・リ。
スィ~ッチョン。

しかし。
この夏は暑かったねぇ@@;
(過去形でいいでしょう?)

我が家の。
made in Chinaの扇風機は。
音ばかりうるさくて。

ちっとも。
暑さに対抗できなかった。
(これでも家宝だ)

アイスキャンディは。
常習犯になるぐらい食べた。
(糖尿持ちですが!)

過酷で非情な夏だった。
(しつこく過去形でいいでしょう?)

星月夜。

歩きながら。
ぼんやりと。
なんとなく考える。

生物は。
海から生まれた・・・

(頭の中が海になる)

ざぶ~~ん。

(すでに妄想の住人)

精子と卵子が出会い。
命が宿った時から。
出産に至るまでの過程において。

胎児は最初から。
人の形をしておらず。

魚類の形・哺乳類の形と。
様々な変化を見せながら。
人の形になっていくと聞いた。

元を辿れば。
人は魚だった時期があったのか?

それにしても。

何故。彼らは広い海を捨て。
陸を目指したのだろう?

海より安全だったから?

海の嫌いなヘソ曲がりが居たから?
(ヘソ曲がりは世の中の安定剤)

それとも。

苛められた魚が。
泣く泣く陸へ上がったのか?
ああ。気の毒な魚の。

オレタチは末裔・・・・・

ブツブツ。

民家から。
子供を叱る声。

「お前。いい加減にせ~~よ!」

はい!@@;

我に返って足早に過ぎる。

暗がりの歩道の上に。
微かな光。
小さな白いものが見える。

1円玉?

確かにそうだ。
泥の付いた1円玉だ。
よく見えましたねぇ^^

聞いた話だが。

近視・乱視の老眼になった貧乏人に限り。
天は。
特別な恵み授けてださるという・・・@@;

天を仰ぎみて。
拝礼(ウソ)
ありがたくポケットにしまう。

そう言えば。ヒソヒソ。

今年は。これで。
計4円ぐらい拾った気がする。
去年は110円だった。
(全然足りねぇ。稼がなきゃ!)

下を見て歩く。

いや・・・そうじゃなく!!@@;

前を向き。
我が家を目指して歩くのだ。