思い出館徒然記~リサイクルショップ
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思い出館の展示の中心は。

昭和30年代の。
日常生活用品(家電・日用品)だ。

と言っても。

公的な博物館と違い。
品揃えは。哀しいほど貧弱で。
まだまだ全然足りない。

例えば。今のところ。

調理器具・台所関係などは。
釜・炊飯器・アルミの弁当箱・食器ぐらいで。
それも1種類づつで。かなり淋しい。

なので常日頃から。
ふさわしいものを探している。

先日。そろそろ。
秋に向かっていることもあり。
6畳1間にあるちゃぶ台の上を片付けた。

ちゃぶ台には。
夏の演出として。
キリンビール復刻版3本とコップ。
かき氷器が置いてあった。

扇風機もあったが。
まだ片付けるには早く。
それは残して。

秋にふさわしく?
茶瓶と湯飲みを置くことにした。

しかし。思うような湯飲みがない。

なので。

友人から以前。
勧められていたリサイクルショップで。
買い足すことにした。

ところが。

そのショップが見つからない。
周辺をグルグル回るがわからない。

どうも聞き方が不味かったらしい(汗

出直すのもアレだし。
たまたま近くにあった交番を訪ねて。
ようやく場所がわかった(交番は程好く利用しよう@@;

ショップの規模は小さい。

表にも品物が出してあり。
中はもちろん。
所狭しと置いてある。

湯飲みは。期待するほどのものはなく。
(いいものではなく。場の演出に合うもの)
多少がっかりしたけれど。

「九谷」の2本セット550円也があって。
なんとか間に合いそう。
ついでにシンプルな木製のおぼんも買う。300円也。

LPレコードがある。

1枚200円也。
思い出館には昭和35年ぐらいのステレオがあるが。
動作確認をまだしていない。

そのためにも買うことにした。

村田英雄とショパン。
歌謡曲とクラシックの大御所2人。
なんて素敵な組み合わせw

七輪のミニチュアがある。

出来れば。
本物が欲しいので聞いてみた。
(古くて多少壊れているようなもの希望)

ありますよ~♪

愛想よく言って。
持ってきたのが。
いい感じに「古い」

縁が一部欠けて。

点火口の扉が錆び付いている。
「石川県マルヨシ」という。
製造会社のラベルもいい感じ。

700円也w

欲を言えば。秋刀魚を何度も焼いて。
ほこりを被ったような。
錆びた金網が欲しかったけれど。

それは欲というものだろうw

意外とここは。
掘り出し物があるのでは?

ちょっと欲を出して。
倉庫を見せてもらう。

しかし。
ヤレた座布団があったぐらいで。
他は。がっかり。

ただ五徳のある火鉢が。
渋くていい。
是非必要なものではないが。

こういうものは。
躊躇せず買っておく。
あとから欲しがっても間に合わない。
1500円也。

帰り際。

昭和時代の古いものが出たら。
取り合えず電話してくださいと。
名刺を渡しておいた。

さて。渡したものの。

オレが思い出館に居るのは。
来年3月までだ。それ以降のことは。
館の存続も含め決まっていないw

取り合えず。

意識だけは高く持って。
小さな町の日常生活博物館として。
最低限整えるつもり。

あとは。ソフトだが。

これが厄介で。

どのように発展させるべきか。
助言できても。
結局。出資するのは持ち主だから。
かなり流動的というのが現実。

まぁ。いずれにしても。

関わった以上は。
出来るだけのことはやって。
前向きに倒れてみせようw

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アルク~満月の下の夏
満月



薄く曇った夜空に。
満月。
少しばかりの星。

その下を歩く。

カンナのある野原から。

騒々しい蝉の声と。
秋らしい虫の音が聞こえる。

夏と秋。
綱の引っ張りあい。

どちらも譲らない。
(アキ。ガンバレ@@;)

後ろから。
人の気配。

髪の白い老女が。

すーっと現れ。
オレを追い越す。

で。でた?@@;

いやいや。

幽霊ではない。
生きた人間だ。
足がある。

こちらを怪しむように。
ちらりと振り返る。
(若い女性がやるような仕草)

あ?

老女は何か。
勘違いしたのだろうか?

ひょっとして。
あらぬ妄想を。
抱いたのだろうか?

?@@;

間違っても。
オレが。
狼になる確率はない。

断じてない。

それを。
想像するだけでも。
怪談だ@@;

それに。

どんなに飢えていても。
オレには。
守りいたいものがある。

少しだけ年下が好きw

ああ。

しかしだ。
なんだか。
いやぁな気分だ。

プンプン。

反対の道を歩こう。
そうだ。
タバコを買いに行こう。

近すぎる7-11はダメだ。
(歩かなきゃ)
少しだけ遠い7-11がいい。

いつもはクルマで通る道。

なんだか違和感。
何かがない。

バイク屋さんがない!

ちょっと見ない間に。
潰したんだなぁ。

建て替え工事が始まって。
更地には。

太い鉄骨が立っている。
(意外と儲かっていた?@@;)

少し歩けば。

涼しげな。
川のせせらぎが聞こえる。
(ここはビオトープだそうだ)

川沿いは。
きれいな舗装路で。
そこを抜ければ。

国道沿いの7-11へ辿りつく。

180円なりの。
タバコを買い。

いつもならするはずの。
本の立ち読みはせず。
(夜も遅い。歩かなきゃ)

元来た道を。
なぞるように歩く。
(5000歩ペース)

明るい月の下。

もうすぐ我が家。

独身アパートの窓から。
灯りがこぼれる。

狭いベランダの。
洗濯物は。
取り込まれていない。

白いワイシャツが。
だらりと。
垂れ下がている。

まだ夏の夜。



アルク~アイスキャンディ
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12:00justに思い立ち。
短パン・半袖・タオルを首に巻き。
クソ暑いのに歩く。

日差しガンガンの。
それも。
アスファルトを歩くのは。

危険・過酷。

あんたばかぁ?

Sだと思っていたが。
オレは案外Mなのかもしれない@@;
(因みにサイズはM)

そろりと。
玄関から短い足を出す。

あ~ら?不思議。

カッとした日差しとは。
裏腹に。
意外にも風は涼しい。
(秋デスカ?)

踏み切りに差しかかる。

カァンクァンカァン。

待っていたように。
遮断機が下りる。

熱気の幕を押しやって。
喘ぐようにしながら。
イエローオレンジの電車が現れる。

電車は揺らいで見える。

それはまだまだ。
夏の。
イカレタ光景に違いなく。

今年の夏は。
丈夫で長持ちらしい@@;(秋デスカ?撤回

テクテク歩く。

汗ばんできた耳に。
風鈴の乾いた音色がひとつ。
からりと抜けていく。

大学通り銀杏並木道。

コンビニでガリガリ君。
キャラメル味(今夏。私的№1アイス)を探す。

見当たらない。

季節限定商品在庫切れですね~。
店員の声は明るい(涙

でもまぁ。コーラ味も。
美味いではないか?

ジュパw

思えばこの夏ほど。
アイスキャンディを。
食べた夏はない。

今年の夏の思い出ベスト3

一番 アイスキャンディ
二番 花火・・・
三番 ・・・・・・?


・・・・・三番までない哀しい夏@@;

テクテク歩く。

大学通りを過ぎる。

左に小さな川がある。

幅2mほどの川は。
長めの草で。
土手が程好く覆われて。

夏だけど。
「♪春の小川」って。
こんな感じがする?

ゆったり水が流れる。

浅いところにメダカがいる。

春に見た時よりも。
今のほうが圧倒的に数が多い。

春に生まれた子供たちが。
大きくなったせいか?

テクテク歩く。

涼しかった風が。
まるで。
涼しくなくなってくる。

首に巻いたタオルで。

滴る汗を拭く。

夏を歩くのも。
あと少しだろうか?

我が家まで。
まだまだあるというのに。

アイスキャンディは。
すっかりなくなって。

口の中に。

木の味が広がっていく。



古いメモ帖~石垣りん・表札
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古いメモ帖があって。
そのなかには。
たくさんの言葉たちが眠っている。

自分の言葉・人の言葉など。
とりとめなく。乱雑に書いてある。

今はその古いメモ帖に。
書き記すことはない。

終わってしまったメモ帖だと。
知っているからであり。

若い日を想い出す手立てのひとつとして。
残しているだけに過ぎないからだ。

ただ。

もうそのメモ帖には書かないが。
記憶に残したい言葉は多い。

なので。

カテゴリーのひとつに。
「古いメモ帖」として。
それらを書いていきたいと思う。

自分の言葉だったり。
人の言葉だったりして。
まったく脈絡はない。




自分の住むところには
自分で表札を出すにかぎる。

自分の寝泊まりする場所に
他人がかけてくれる表札は
いつもろくなことはない。

病院へ入院したら
病院の名札には石垣りん様と
様が付いた。

旅館に泊っても
部屋の外に名前は出ないが
やがて焼場の鑵(かま)にはいると
とじた扉のうえに
石垣りん殿と札が下がるだろう
そのとき私がこばめるか?

様も
殿も
付いてはいけない、

自分の住む所には
自分で表札をかけるに限る。

精神の在り場所も
ハタから表札をかけられてはならない
石垣りん
それでよい。



石垣りん・表札/詩集「表札など」1968





不勉強というのは。
まったくしょうがないもので。
石垣りんは最近知った。

知り始めたばかりだから。
彼女について多くを知らない。

知らないが。

この「表札」を読んだ時。
自分の曲がった背骨が。

「しゃん」とした。

生きた言葉・詩というものは。
そういうものなのだろう。






びわ雑炊・補~うつくしいあのひとは
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かつて。若い頃の一時期。
看板会社に籍を置いていた。

少しばかりだったから。
人生において。
さして影響を与えた場所ではないが。

我が人生最初にして最後の。
ストリップ劇場を見ることができたのは。
ここにいたお陰だろうか?

そのストリップにまつわる話しを書く@@;

それはバブル時代の始まる前で。
会社も景気がよかった時代の頃だ。
社内旅行に行くことになった。

旅行先は温泉街。

温泉に入って飯を食えば。
あとはやることなんてない。
酒も飲まないから暇なだけだ。

というわけで。
夜の街を同僚とともに。
ぶらぶら歩いていた。

ストリップ劇場がある。

こういう場所は。
我が市内には皆無であり。

我々は。暗黙の了解の元。
磁石に吸い付く鉄粉のように。
劇場の中へ入った。

劇場の中は薄暗い。

小さなステージがあり。
そこへ色鮮やかなスポットライトが当たり。
裸の女性が踊るわけだが(むふ

都合。3ステージ。
踊ったのは3人だったか?

とにかく。

ショーの最後に踊った女性。
これが。
目を奪われるほど美しかった。

いわゆる「被りつき」で。
見ていたから。
その印象は強く残っている。

象牙色の肌。背の高さと。
異国風の顔立ちとが相まって。

古代ペルシャの。
踊り子を見ているようだった。
(映画の中の)

無表情だが。切ないような。
何かを訴えるような。
魅惑的な眼をしていた。
(演技だろうか?)

そういうことがあって。
何年か過ぎ。
オレはその会社を辞め。

新たな職に就いていた。
画材店に勤め。
画材や額縁などを売っていた。

ある日。子供の写真を。
入れる額縁が。
欲しいという女性が来店された。

その女性は明らかに。
一般の女性と違う印象だった。

象牙色の透き通るような肌。
背が高く異国風の美しい顔立ち。

過去の記憶が甦り。
心の中で叫んだ。

あのストリップ劇場にいた踊り子だ!!

よく似た他人かもしれない。

しかし。姿かたち(服は着ているが)はもちろん。
あの日見た踊り子の。
目の表情とまったく同じなのだ。

「子供が目が悪くてね。
 わたしたち。家をよく空けていて。
 子供の面倒をあまりみてやれなかったから」

オレの頭の中で。
すっかり彼女は踊り子として。
出来上がっていたから。

彼女のそんな話しも頷ける。

踊るために。
旅から旅をしているのだから。
子供の面倒が行き届かないのだ。

きっとそうに違いない。
(ひとりで納得)

だからと言って彼女に。

あの日。あなたはあそこで。
踊っておられたのではないですか?
なんて言えるはずもない。

例え。そうであっても。
言うべきことでもない。

やはり秘め事は。
密やかに思うだけでいいのであり・・・

だから。本当のことは。
未だに分からないのだが。

それにしても。
あの人は美しかった。

たったそれだけの。
出会いなのに。
いつまでも忘れられない。